活動紹介
2021年01月28日
電力ISACサイバー演習
電力ISACでは2021年1月28日、前年度に続いて2回目となる「電力ISACサイバー演習」を実施しました。
今回は、東京オリンピック・パラリンピックに向けた電力業界のインシデント対応体制の確認に加え、新型コロナウイルスが感染拡大する中でも各社のインシデント対応体制に支障が出ないかなどを確認するため、オンライン形式で開催しました。
演習には大手電力10社やJパワー(電源開発)、JERA、新電力など29事業者から約160人が参加しました。
シナリオは4パターンを用意し、各事業者がそのうち1つを選択。あるパターンでは、オリンピック期間中に自然災害が起こって停電が発生。電力ISACが共有した情報をもとに調査すると、停電が自然災害だけではなくマルウェア感染によっても発生していることが判明するものです。
演習は参加者にシナリオの詳細内容を開示しない状況で実施し、緊張感が漂う中、各社それぞれ被害状況の把握や復旧対応を実施し、経済産業省や東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会などの関係機関への状況報告も行いました。
本演習のほか、休日・夜間の連絡体制の整備などにより、東京オリンピック・パラリンピック等を狙うサイバー攻撃に備え、電力ISACは万全の体制をとっていきます。
