電力ISACについて

MESSAGE

私ども電力ISACは、2017年3月に発足し、
2021年で5年目を迎えました。

近年では、電力、ガス、石油、水道などの重要インフラへのサイバー攻撃によって社会活動の混乱や人命が危険に晒されるような被害が諸外国で発生しています。国内においてはサイバー攻撃により電力安定供給が影響を受けるような事象は幸いにも発生していませんが、多くの企業や団体でサイバー攻撃によって深刻な被害が発生しています。
このように日本の電力業界を取り巻くサイバー攻撃の脅威は日々増大しており、電力ISACの役割はますます重要になっています。

電力ISACでは、日々巧妙化・高度化するサイバー攻撃の脅威に対処するため、サイバーセキュリティに関する情報を収集して分析を行い、会員間で共有するほか、ワーキンググループ活動によるセキュリティ対策の情報共有などの活動に取り組んでおり、その活動成果は会員それぞれの社内で活用されています。

2020年からは、さらなる成長に向けて「インシデント対応力の強化」「情報の収集・分析の高度化」「国内外の組織との連携強化」を柱とする中期取組方針を策定し、目標に向けて、意識を合わせながら活動を展開しています。

これからも、私ども電力ISACは、今まで以上に信頼と互助の精神に基づき、会員一体となって組織的な取り組みを推進し、サイバー攻撃の脅威に適切かつ迅速に対処していくことで、電力業界全体のサイバーセキュリティレベルの向上を図り、電気の安定供給ならびにお客さまに安心して電気をお使いいただこくことに貢献してまいりたいと考えております。

今後とも皆さまの温かいご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

電力ISAC
代表理事 内田 忠